2025年6月24日
UNVELL株式会社(北海道厚真町、代表取締役 入澤靖)は、.NETアプリケーション向けスプレッドシートコンポーネントの最新バージョン「ReoGrid V4」をリリースいたしました。
ReoGridは、.NET向けのExcelライクな表計算コンポーネントです。2014年の登場以来、国内外の多くの業務システムや研究開発プロジェクトに導入されてきました。Windows FormsおよびWPFの両方に対応し、DLLひとつで簡単に組み込み可能です。Excelに近い自然な操作性と、高速かつ軽量な動作を両立するライブラリとして、多くの開発者に支持されています。
新機能「遅延ロード(Lazy Loading)」を搭載し、数百万行規模の大規模データでもスムーズに初期化・描画が可能になりました。
たとえば10万行のデータ読み込みは、従来のV3では約6〜10秒を要していたのに対し、V4ではわずか数百ミリ秒で読み込みが完了します。さらに、100万行のデータでも1秒以内に初期化が完了します。
遅延ロードでは、まず可視範囲内(約30行分)のセルのみを先に読み込み・描画し、スクロール・ズーム・数式計算のタイミングに応じて必要なセルを順次描画していきます。この仕組みにより、膨大なデータ量にも柔軟に対応でき、メモリ使用量も大幅に削減。高効率かつ快適なアプリケーション動作を実現します。
複数行にわたるヘッダーやセルの結合に対応し、より柔軟で視認性の高い表レイアウトを構築できるようになりました。これにより、大分類・小分類を含む複雑なヘッダー構成や、帳票・集計表などの多様な画面設計が容易になります。
その他、WPF版の大幅な機能拡張、アウトライン、検索、条件付きスタイル、データソース機構の強化、Excel互換のカスタム書式、関数対応の拡充、浮動小数点演算誤差の自動補正、WinAppDriverによる自動UIテストの正式対応、描画エンジンの見直しによる高速描画性能の向上などを実施しました。
ReoGrid V4は、従来のオープンソース無償配布(MITライセンス)から商用ライセンス形態へ移行しました。プロジェクト規模やサポートニーズに応じて選択できる複数のエディション(Professional版・Enterprise版)を用意しており、導入後も継続的なサポート体制を提供しています。
なお、従来の無償版であるReoGrid V3(MITライセンス)は、今後も無償でご利用いただけます。試作や検証をはじめ、初期コストを抑えた導入も引き続き可能です。
ReoGrid V4では、導入支援や開発相談を行う有償サポートサービスをご利用いただけます。要件定義段階からの技術アドバイスや長期運用設計、ReoGrid本体のカスタマイズ開発まで、柔軟にご相談いただけます。
海外及び日本国内の金融、公共交通、自動車、各種メーカー、大学・研究機関等における、帳票システム、データ分析ツール、自治体システム、技術計算支援など、多様な分野での採用を見込んでいます。