
〜 舵は焚くと抜くの2つだけ。閉じている間も、気球は日本の空を流れ続ける 〜
2026年9月11日 — UNVELL株式会社
UNVELL株式会社は、iOS向け熱気球フライトシミュレーター 「Balloon Journey Japan」 をApp Storeにて公開したことをお知らせいたします。
「Balloon Journey Japan」は、実在の日本を実寸のまま、風に乗って渡っていく熱気球フライトシミュレーターです。覚えることは1分で足ります。焚けば上がり、抜けば下がる。舵はこの2つだけで、あとは選んだ高度の風が行き先を決めます。

飛ぶことを扱うゲームには、長らく「操縦が上手いほど遠くへ行ける」という前提がありました。当社が2026年8月に公開したフライトシミュレーション「F-2 MISSIONS」も、実機さながらの飛行感を追いかけた作品です。
熱気球は、そこが根本から違います。実物の気球にとっても、舵は焚くと抜くの2つだけです。 行き先を決めるのは操縦の腕ではなく、いまどの高さの風に乗るかという選択です。高度300mの風と2,000mの風は、たいてい別の方角へ吹いています。行きたい方へ流れている層を見つけて、そこへ移る——実物の気球パイロットの技術のすべてが、この一点に集まっています。
「Balloon Journey Japan」は、この構造をそのままゲームの構造にしました。誰でも10秒で飛ばせて、狙った山に降りられるようになるまでには1年かかる。 そして、急かす要素を置かずに、ゆっくり日本を渡っていく——そういう空を、スマートフォンの中に用意することを目標としています。
「F-2 MISSIONS」で作った地形・大気・空・海の描画資産をC++20 / Vulkanベースの新しいエンジンへ引き継いでおり、実測の標高データから起こした日本の地形を、そのままの縮尺で飛べます。
画面の右下にある丸いボタンは2つだけです。バーナーを押さえれば上がり、排気弁を押さえれば下がります。指を離せば、流れ着いた高さのままそこに落ち着きます。 高度は数字で指定するものではなく、押さえて離した結果です。そしてその高さを保ち続けるのは、手を離した気球が元から持っている性質そのものです。
風は場所と時刻から生成され、お手元の端末とサーバーがまったく同じ式を持っています。そのため風のシートに出ている内容は、確率付きの予想ではなく、これから起きることそのものです。夜明けに正しく読めば、選んだ山の上に居られます。
シートの下では、ゲームが1日ぶん先に飛んでみた結果も表示されます。「このまま置いておくと東へ56km、富士宮市」。続けて、今日の空で本当に届く行き先違いの3枚が、「焚いて600m上がる」という手つきと一緒に並びます。
飛行はサーバー側で走っているため、アプリを閉じている間も旅は進みます。このゲームでいちばん良い画面は、何かを押す前に出てきます。 朝に開けば夜のぶんが再生され、地図に引かれた航跡、午前3時に越えた尾根、留守のあいだに気球が自分で撮っておいた数枚の写真が渡されます。
通知は控えめで、届くのは良い知らせだけです。捕まえる価値のある風、もうすぐ通る絶景、誰かが手を振ったこと。

地平線の上に見えているものは、はじめから全部が行き先です。あるのは端から端まで地続きの1つの日本、しかも実寸で、明日そこを飛んだとしたら見えるはずの尾根・谷・海岸線がそのままあります。指させば、そこへ行けます。1週間北へ流されたら、単純にそのぶん北にいます。
眼下のパッチワークも本物の割り方です。水田と果樹、谷が2つ出会う所にできた町、谷に1本だけ通されて川沿いを走る道路。時刻と季節は現実のカレンダーから、空は物理モデルから作られるため、同じ眺めは一度きりです。夜明けの靄、積雲だらけの真昼、雲海を染める最後の陽、眠る町の上の天の川。雨の日は、雨の中を飛びます。
気球の速度は実物と同じスケールを保っています。東京から大阪までは、あなたの人生の1〜2日ぶん。 燃料はバーナーを焚いた秒数ぶんだけ減り、タンクは知りたいことをそのまま答えます——「あと何時間、放っておけるのか」。低く飛べば満タンで1週間近く保ち、速い層のある高い所を飛べばそのぶん早く減ります。ここに高度選択の損得が生まれます。
アプリを開くたびに少し補給されるため、1日1回開いていればずっと飛んでいられます。1週間空けた場合も、気球は自分で静かに降りて係留し、田畑に囲まれて待っています。補給すれば、また飛び立てます。着陸は旅の一部であり、次の飛行が始まる場所です。

他の人の気球は本当にそこに居て、あなたと同じ風に乗っています。見知らぬ誰かと同じ層を掴むと、気づけば午後いっぱい一緒に旅していた、ということが起こります。
季節が変われば、みんなが同じ場所に集まります。春は桜前線を追って北へ、夏は花火の上へ、秋は夜明けの河川敷へ——そこでは100機が一斉に上がっていきます。
やりとりは、手を振る・定型の挨拶を送る・贈り物を渡す・暗くなってからバーナーを吹かすという決まった動作だけで届きます。言葉のかわりに仕草でやりとりする空だからこそ、ここまで静かでいられます。

通った都道府県、視界に入れた名山、湖、岬、自分の到達範囲の端、季節、飛んだ距離。これらは眠っている間に増えていきます。これから取るものも名前が見えているため、そのまま次の行き先の目印になります。
増えるのは記録だけで、気球の速さは最初から最後まで風まかせのままです。 地図が自分のものになっていく、それがこのゲームの進み方です。持ち帰るお土産はスコアではなく、流されて通り過ぎた場所のアルバムです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Balloon Journey Japan |
| ジャンル | 熱気球フライトシミュレーター |
| 対応OS | iOS 16.0 以降(iPhone・iPad) |
| 対応言語 | 日本語 / 英語 |
| 価格 | 完全無料 |
| 公式サイト | https://balloonjapan.com/ja/ |
| App Store | https://apps.apple.com/app/balloon-journey-japan/id6802740313 |
| 開発・販売 | UNVELL株式会社 |
アカウントの作成は名前を選ぶだけで済みます。気球は初回起動時に作られるコードで識別されるため、機種変更のときは短い引き継ぎコードで移せます。
Android版・Steam(Windows)版・Nintendo Switch版を予定しています。
今後の追加はすべて外観です——球皮の柄と形、バスケットの意匠、灯火、旗、同乗するキャラクター、飾り。販売するのは見た目だけで、風・燃料・距離・時間短縮は、この先も無料のままです。
App Storeより無料でダウンロードいただけます。
UNVELL株式会社は、「Keep Simple, Keep Smart」をコンセプトに掲げるソフトウェア開発企業です。スプレッドシートコンポーネント「ReoGrid」をはじめ、開発者・クリエイター・ビジネスユーザー向けのソフトウェア製品を開発・提供しています。
会社サイト: https://unvell.com
地形データ出典:国土地理院 標高データ。建物・道路データ出典:国土交通省 PLATEAU、OpenStreetMap contributors。